2014年03月25日

ミラーレス初心者向け SONY α NEX-5TとEマウントのレンズ選び その4

最近、またもEマウントレンズを購入してしまった。
消費税増税前ということもあり、勢いで購入してしまった。
購入したのはSEL50F18という単焦点レンズ。
75mm相当の画角と開放F値1.8という明るさできれいなボケが楽しめるレンズだ。

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このレンズには円筒状のレンズフードが付属する。

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パワーズームのキットレンズSELP1650や単焦点レンズのSEL20F28と違い、かなりレンズが大きい。
レンズそのものの長さもそれなりに大きくなる。

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フードを付けた状態でのレンズ。不思議な色の反射が何ともかっこいい。

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さっそくこのレンズで撮り比べてみた。
まずはSEL20F28。
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そしてSEL50F18。
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申し訳ないのが、この2枚は全然別の位置から適当に取られたものなので厳密な比較には向かない。
ただし、同じ桜の木を似たような大きさで撮影したという点で比較しやすい。

1枚目の20mmレンズは比較的近くから桜の木を大きく撮影することが可能。そういう意味では非常に使い易いレンズ。
対して2枚目の50mmレンズはかなり遠く離れないと桜の木を画面内に収めることが出来なかった。そういう意味ではちょっと使いづらさを感じる。
しかし、この2枚で比較すべきはこの画角によって受ける印象の違いだ。
光の当たり方の差があるとはいえ、2枚目の写真の方が見た目に受けるインパクトが大きくなる。
これは20mmレンズは広角レンズのため広い景色を広く写すのに適している一方で、50mmレンズは中望遠レンズであり、景色の一部を切り取るように写すのに適している。
結果的に被写体に意識が集中するかのような描写が可能になるのだ。

もちろん、SEL20F28で全画素超解像ズームなどを使えば似たような印象を受ける画にはなるだろうが、どうしてもある程度画質が低下してしまう。
そういう意味でも望遠状態での解像感の高さはSEL50F18の方が優れている。

また、SEL50F18はボケの描写にも優れている。
まずはSEL20F28から。
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そしてSEL50F18。
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両者ともほぼ同じ位置から絞り開放で撮影している。
やはりSEL50F18の方が背景ボケは強く出る。
被写体までの距離は1mそこらなので、キットレンズでボケが出ないと嘆いている方も安心して背景ボケを狙えるレンズと言える。

レンズのそろえ方としては各人の好みや撮影対象によって変わってくると思うが、キットレンズの16-50mmパワーズームレンズでカバーしている画角ではあるものの、単焦点レンズは明るく背景ボケが狙えるため持っていて損はない。
特に私の場合はコンパクトデジカメの広角端である換算28mm程度で撮影することが多かったことからSEL20F28でそうそう困ることがない。それでいて軽いボケが楽しめる。また、居酒屋などで盛り上がった時などもフラッシュなしでそれなりに撮影が可能な明るさにもなる。
SEL50F18は画角の面でかなり被写体から引かないと撮れないので慣れが必要だが、作品としての写真の出来はこちらが有利と感じる。また、とても明るいレンズなので少々暗くても十分なシャッタースピードを稼ぐことができる。レンズ内手振れ補正が搭載されていることもありがたい。

個人的にはしばらくはレンズの購入は見送る方針だ。
性能のいいコンパクトデジカメと思って購入してみたものの、結果的に本体レンズキット+単焦点レンズですでにおよそ10万円という額を使っている。
面白い写真を撮ろうと思った時はキットレンズ以外のレンズの購入が必要になるため、レンズ代を見越した予算を考えておく必要がある。
あとはネットでどんなレンズがあるのかじっくり探してみるといいだろう。

Eマウントの単焦点レンズには他にも標準画角の35mm、接写ができる30mmマクロレンズ、レンズ単体で16mmの画角に加え、オプションを付けることでより広角になったり魚眼レンズになるものもある。
ソニーの場合、より品質の高い上位のシリーズとしてソニーGレンズやカールツァイスレンズをラインナップしている。
これらは価格も高くなるがその分品質を向上させる技術が投入されている。
よりきれいな写真を求めるならこうしたレンズを検討するとよいだろう。


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2014年03月19日

Adobe Photoshop CS5でSony NEX-5TのRAWファイル(ARW形式)を開く方法

今回はデジカメのRAW現像の話。
RAW現像についてはデジカメ中級者以上のテクニックのため、初心者にはお勧めできないが、デジカメスキルの向上に合わせていずれはやってみたいと思う技の一つだ。
デジカメの高級機を中心にRAW形式で保存するオプションがある。
このRAW形式とはデジカメのイメージセンサーが捉えた情報を可能な限り保持しようとするもので、一般に使われるJPEG形式よりも多くの映像情報を持っている。
注意点は、RAW形式そのものが綺麗な画像ファイルではないことだ。RAW形式の画像に対してデジタル補正をかけることで最終的にきれいな写真に仕上げるというもので、結果としてJPEG形式の画像を出力することが多い。そして厄介な点がもう一つあり、カメラのメーカーや機種によってRAW形式の種類が異なるため、どんなソフトでもこのRAW形式を読み込めるわけではない。

数年前に購入したAdobe Photoshop CS5だが、当時はRAW形式に対応したデジカメを持っておらず、Camera RAWプラグインを使うことがなかった。
このCamera RAWは様々なメーカーや機種のRAW形式に対応している。そこでここぞとばかりにNEX-5Tで撮影したRAW形式の画像を読み込ませてみたが、読み込むことが出来なかった。ちなみにNEX-5TのRAW形式はARW2.3形式のようだ。
使用したCamera RAWのバージョンは6.7。
どうやらCS5で対応しているアップデートが終わっており、新しい機種に対応していないようなのだ。
しかし落ち込む必要はない。無償公開されたソフトで対応が可能だ。

Adobe DNG Converterというソフトが無償公開されている。
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop/extend.displayTab2.html

Windows版
http://www.adobe.com/jp/support/downloads/dngwin.html
Mac版
http://www.adobe.com/jp/support/downloads/dngmac.html

これは数あるRAW形式の違いをDNGというオープンなRAW形式に変換することでPhotoshop CS5用のCamera RAWで読み込むことを可能にする。
ダウンロードするファイルはアップデートと書いてあってもそのままインストールすることができた。
使用したバージョンはAdobe DNG Converter 8.3だが、無事読み込むことができた。
注意点は環境設定の互換性の部分を「Camera Raw 6.6以降」にしないとCS5対応にはならないこと。
もちろん、設定を変更することでさらに古いCamera Rawにも対応可能なようだ。
無事変換が出来たらDNGファイルをPhotoshopで読み込めば問題なく開くことができる。
数年前にPhotoshop CSシリーズを購入した人は試してみてはどうだろうか。
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2014年03月16日

2014年春のデジカメ選び

年々デジカメ選びの基準が変わってきていると感じる2014年。
今回は初心者向けにデジカメの選び方を説明しようと思う。
スマートフォン等も写真を撮るカメラとしては最も普及している製品だと思われる。技術革新によって年々画素数も上がり、写りもきれいになってきている。一見すると3年前くらい前のデジカメと比べても遜色ないものも多い。
カメラ製品としてのデジカメとして一般的なものはコンパクトデジカメだろう。ポケットに入る程度の大きさで、ズームもマクロも動画も撮れる万能機種。初めてデジカメを購入するならこのクラスになると思う。 近年、注目を集めているのが高級コンデジというジャンル。コンパクトデジカメ同様、レンズ交換はできないが、その撮影能力は後述するレンズ交換タイプにさほど引けを取らない。
ここ数年もっとも話題になっているのはミラーレス一眼というカメラ。
コンパクトでおしゃれな本体ながら、写りはデジタル一眼レフカメラ相当というメリットがあり、注目のジャンルである。
最上級に位置するのがデジタル一眼レフカメラ。デジイチとも一眼レフとも呼ばれる。
昔からのいかにもカメラという風貌をしていて、大きくて重たいが写真撮影に関する機能や性能に関しては各メーカーがしのぎを削ってきた歴史が詰め込まれている。

主なジャンルごとに長所短所をまとめてみた。

  長所 短所 価格
スマートフォン すでに持っている場合は購入しなくてよい。
手軽に持ち運べる。
広い範囲でフォーカスが合う(パンフォーカス)。
ちょっとした動画も撮れる。
TwitterやFacebookにすぐに投稿できる。
スナップ撮影程度は問題ないが、ズームや夜景などは苦手。
背景ボケなどは作りにくい。
フラッシュがなく、代わりにLEDライトになっている。
拡大表示すると画質のあらが目立つ。
数万円
コンパクトデジカメ 安価で気軽に持ち運べるコンパクトさ。
光学ズームができ、自分で動かなくても遠くのものを大きく撮れる。
ちょっとした動画も撮れる。
フラッシュを内蔵しており、逆光や夜間の撮影も可能。
夜景などは苦手。拡大表示すると画質のあらが目立つ。
背景ボケを作るのは苦手。
ネットワーク機能がないとSNSへの投稿に手間がかかる。
1万円〜3万円程度
防水デジカメ

水中でもそのまま撮影ができる。
多少ラフに使っても大丈夫な機種が多い。
レンズが飛び出ない。

防水にするため様々な技術的制約があり、写りに関しては一世代か二世代前程度のものが多い。
ビデオ撮影等でもマイク性能はあまりよくない。
2万円〜3万円程度
ネオ一眼 光学ズームが高倍率までできる。
値段に応じて画質が向上する。

一見するとデジタル一眼レフのような形をしているため、コンパクトではなくなる。
形はデジタル一眼レフに似ているが、画質はコンパクトデジカメクラスの範疇。

2万円〜3万円程度
高級コンデジ センサーサイズが大きめ(1/1.7インチ以上、1インチや1.5インチ)
画質もコンデジからミラーレス一眼クラスまで価格に応じて選べる。
夜景などの暗所撮影もきれいに撮れる。
ものによってはコンパクトではなくなる。
比較的重たい。
4万円以上
ミラーレス一眼 センサーサイズが大きく、1インチ、4/3インチ、APS-C、フルサイズなどから選べる。
夜景などの暗所撮影もきれいに撮れる。
レンズ交換ができるため、撮影状況に合わせたレンズを選べる。
レンズ交換によって背景ボケや魚眼レンズ撮影などコンデジでは不可能な撮影が可能となる。
比較的コンパクトではあるが、レンズの大きさがあり、コンパクトデジカメサイズの扱いより取り回しに苦労する。
レンズ交換ができる分、レンズにお金がかかってしまう。
3万円以上
デジタル一眼レフ センサーサイズが大きく、APS-C、フルサイズの機種が中心。
夜景などの暗所撮影もきれいに撮れる。
レンズ交換ができ、レンズの種類が豊富にそろっている。
レンズ交換によって背景ボケや魚眼レンズ撮影などコンデジでは不可能な撮影が可能となる。
光学ファインダーがあり、動体撮影につよい。
大きく重たい本体に大きく重たいレンズの組み合わせになることが多い。
機材やアクセサリーが高額のため、カメラ以外の費用も考えておく必要がある。
持ち運びや使っていないレンズの保管に気を使う。
5万円以上

お金をかければいい機種が手に入ると言われればその通りではあるが、カメラのジャンルをまたぐとそうとは言えない部分が出てくる。
特にミラーレス一眼やデジタル一眼レフは高い金額をかけても本体は防水防塵ではないし、それどころか使っていないレンズなどはカビが生えることを防止するため防湿庫に保管することになっている。
壊れても数年で買い替えサイクルが来るコンパクトデジカメとは異なり、レンズが財産となる一眼系は気軽に別メーカーへの買い替えがしづらい側面もある。
レンズ交換が可能なタイプのカメラは「カメラ」というより「カメラシステム」で予算を考えた方がよいだろう。広角レンズ、マクロレンズ、望遠レンズ、レンズフィルター、外付けフラッシュ、三脚、カメラバッグなどといった装備をそろえる必要性に遅かれ早かれ直面する。
写真が趣味と言えるだけの熱意や使用目的があれば別として、レンズ交換タイプは扱いにくさが急激に上昇するので注意が必要だ。
コンパクトデジカメに比べて買い物に失敗する要素が増えるデジタル一眼レフは事前の下調べが入念に行うべきだろう。
タグ:デジカメ
posted by SKY at 14:11| Comment(0) | デジカメ